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Duolingoに見る 日課を続けさせる要素

Duolingoという語学学習アプリをiPhoneに入れています。

もともと、妻が使っていたのを見て、なんとなく入れてみたのが始まりです。

このDuolingo、アプリで毎日レッスンをした連続記録というのがでてくるのですが、これがふと気づくと239日になっていました。

日々の中でいろいろと習慣化に挑戦していますが、すべてが上手く定着するわけではありません。

そんな中で割と続いているなぁ、と思ったわけですが、

振り返ってみるとこのアプリ、習慣を続けさせるためのポイントがいくつか見て取れます。

そのポイントについてまとめていきます。

目次

短い時間で終わらせやすい

1レッスンは3分程度で終わるようになっており、さくっとできるようになっています。

課金しない状態だとスタミナ制になっており、連続してレッスンしようとしてもスタミナがなくなってしまうので、やりすぎるということがありません。

大体2~3レッスンくらいでスタミナが尽きてしまうので全部でも10分未満でやめることになります。

本来であればアプリ運営側としては「課金していくらでも無制限にプレイしてね!」ということなのでしょうが、無課金の方が良いストッパーになります(わずらわしい広告表示はありますが)。

習慣化に関する書籍でたびたび出てくるのがスモールスタートという概念です。

毎日の習慣を作っていくにあたって、負担にならない程度の時間・労力からはじめて定着化を図る、というところだと思います。

楽しくなってきたからといって、調子に乗って長時間おこなったりすると、その反動でやる気がしぼんでしまい、習慣が途切れてしまうことがあります。

そういう観点で見ると、この1日10分に満たないくらいで習慣として完了できる感覚はちょうど良いです。

うっとうしいくらいにせっついてくる

アプリ内のキャラクターがうっとうしいくらいにアピールしてきます。

うっとうしいくらい、というか明確にうっとうしいです。

アプリ内のキャラクターが泣いたり顔を歪ませたりしてiPhoneに通知を送ってきます。

夜12時前になって、まだその日のレッスンをしていないと「このままだと連続記録が途切れてしまうよ!」とぎりぎりまで警告してきます。

非常にくどく、人によってはその通知によって他のことの集中力が妨げられるおそれがあるでしょう(私は時間帯によって通知が来ない設定にしたりして無視しています)。

ただ、これだけ執拗にアピールされるとアプリの存在を完全に忘れるといったことがありません。

ある意味、ユーザーに伴走して習慣の継続を見張ってくれるコーチ的な役割を果たしてくれていると言っても良いかもしれません。

連続記録をなんとしても更新させるトリックがある

これが一番私にとっては強力に作用し、ある意味気づきを得ることができた要素です。

毎日1レッスンを行うことで連続記録を伸ばすことができ、この連続記録はことあるごとにユーザーの目に入ってきます。

「◯◯日の連続記録を達成したね!」

「このままレッスンをしないと◯◯日の連続記録が途絶えちゃうよ!」

といった具合です。

アプリの至上命題が、まるでこの連続記録を続けさせることにあるかのようです。

しかし、そんな連続記録ですが、1日レッスンを忘れてさぼってしまっても…途切れません。

一旦「キープ」という状態になり、翌日に1レッスンでもすれば正規の連続記録として復活するのです。

青くなっているのがサボった日ですが、15日まで連続している扱いになっています

じゃあその翌日もさぼってしまうと流石に連続記録はなくなるだろう、と思いきや。

一度2日連続でさぼってみたのですが、

「記録が途切れてしまったね!…ここで最後のチャンス!今5レッスンすると連続記録が復活するよ!」

と言われ、思わず連続記録をつないでしまいました…。

冷静に考えると

「いや、それって途切れてるじゃん。続いてないよ」

と言いたくなる状況ではあります。

ただ、考えてみると、1日サボってしまったことによる挫折感・喪失感でせっかく始めたことが続かなくなるということは良くあります。

世にいう3日坊主という状態の多くがそのような理由なのではないでしょうか。

始めたからには、たまにはサボっても良いやという甘えを許さず、完全記録を目指す…
というのは立派な考えです。
そうありたいものです。

ただ、そうはいっても崩れてしまったとき、完全ではなくなってしまったからといって継続をやめてしまうと、その後は0になってしまいます。

それよりは「ちょっと穴も開いたけど続けてるよ!」とあっけらかんと継続する方が良いのではないでしょうか。

Duolingoにおける連続記録に対する妙に都合のよい解釈は、習慣化が決して得意ではないけれども新たな習慣に取り組みたい人にとって役に立つ気がします。

まとめ

ここまで見てきたように、なかなかに日課として継続させる力があるDuolingoのアプリ。

これだけ書いておいてなんなのですが、キリの良いところで辞めようと思っています。

肝心の語学学習という面では、限定的かな…と思うからです(アプリの良し悪しというよりも、語学を本当に向上させたいのであればある程度集中的に時間をかけて没入するようなアプローチの方が良いかなと)。

個人的にはメインの語学学習を切り離して、Duo(Duolingoのメインキャラクター。緑のしつこい鳥)を使った習慣化アプリなんかがあったら使ってみたいと思います。

Duolingoの仕組みを流用して、ユーザーが習慣にしたいことを自由に設定できるような、記録可視化&通知アプリのイメージです。

「ブログの更新記録が連続◯◯日になったね!」

「今日はブログを投稿してないよ!このままだと◯◯日の連続記録が途絶えてしまうよ!」

…逆効果でしょうか?

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