自治体に寄付をしながら、その土地の特産品を返礼品としてもらうことができるふるさと納税。
各種ふるさと納税サイトで、納税実績に応じた更なるポイント付与が加熱していましたが、制度改正により2025年10月1日から廃止されました。
最後のポイント付与に間に合わせるために2025年9月までに今年分のふるさと納税を済ませた方もいれば、10月以降にふるさと納税される方もいるでしょう。
仲介サイトによるポイントは廃止されましたが、できればトクする方法でふるさと納税したいと思われる方も多いのではないでしょうか。
今回はそのふるさと納税の支払いかたの話です。
クレジットカードでポイントは付くが、還元率は低くなる
クレジットカードでふるさと納税の決済をするとカードのポイントが付きます。
これは、仲介サイトによるポイントの付与とは関係がありません。
ただし、ポイント還元率が高いクレジットカードでも、そのままふるさと納税の決済に使った場合のポイント還元率は減少してしまいます(半減など)。
ふるさと納税の決済は「税金や光熱費の支払」のカテゴリに入ってしまうからです。
マリオットボンヴォイアメックスカードの例で言うと、通常の買い物での還元率が3%だとするとふるさと納税の決済だと1.5%になります。
また、2025年10月28日の利用分からはポイント規約の改定が予定されており、更に0.5%(100円につき1ポイント)に減少してしまいます。
Amazon Payを経由することでポイント減少を防ぐ
このポイントの減少を回避して、通常のポイント還元率でふるさと納税を行う方法があります。
それは、Amazon Payを経由してふるさと納税の決済をするというものです。
順を追うと、
- クレジットカードでアマゾンギフトカード(チャージタイプ)の残高を購入する
- ふるさと納税サイトでの決済時、支払方法としてAmazon Payを選択する
という流れです。
この1番の段階でクレジットカードのポイントが付くのですが、このときのポイント付与率は通常の買い物などをするときと同様の還元率となっています。
結局のところクレジットカードで払うというのは変わらないのですが、Amazon Payを経由するという一手間を加えることで、ポイント還元率が半減するのを防ぐことができるのです。
実際の画面イメージ
アマゾンでのギフトカードチャージからふるさと納税サイトでの決済までの流れをサンプル画面を載せながらご紹介します。
アマゾンギフトカードのチャージ
アマゾンのiPhoneアプリで行う場合の画面です。
画面下のメニューバーから横線が3本並んだアイコンをタップし、メニューをショートカットメニューを出します。
アカウントサービスのアイコンをタップします。

メニューから「ギフトカードの残高を管理」をタップします。

「ギフトカード(チャージタイプ)を購入する」をタップします。

チャージ(購入)したい金額を任意に入力して次に進みます。
※一度にチャージできる金額は30万円までとなっています。

ふるさと納税サイトでの支払方法選択
次は、ふるさと納税サイトでの支払方法を選択する画面です。
例としてふるなびというふるさと納税サイトでの操作画面を載せています。
決済方法として「Amazon Pay」を選択し、その下に現れるAmazon Payのボタンをタップしてログインします。

支払方法としてクレジットカードの番号とともに現在のギフトカード残高が表示される状態で決済を続行すれば、アマゾンギフトカードの残高から支払が行われます。

まとめ
ふるさと納税についてクレジットカードの支払をAmazon Payを経由して行う方法を紹介しました。
最近では「ポイント競争の加熱」から、ふるさと納税の仲介サイトからのポイント付与は制度改定により禁止されました。
今のところ、クレジットカード側のポイント還元率の減少を防ぐ前述の方法は有効です。
ただし、前回の記事でも見たようにトクする手法はいずれ封じられる傾向があります。

いつもでも使える保証はない、ということを頭に置いて利用しましょう。
