昨日はてっきり失ってしまったと思っていた写真データを掘り出すことができた話を記事にしました。

今回はたまたま復旧することができたのですが、それまではもう戻ってこないものと思っていました。
このときの経験が苦い薬となって、今では写真データの管理について気を配っています。
昔は撮影した写真の管理についてはほとんど注意を払っておらず、
・撮ったら撮りっぱなし
・ふとした拍子に見たくなったらそのときにPCに取り込む
・そもそもあまり見返さない
といった感じでした。
じゃあ、なんで写真なんて撮るのか…とも言いたくなります。
そんな私でしたが、その後家庭も持ち、こどもの写真を撮るようになり、写真を日常的に見返すことも増えました。
今では写真は失いたくない大切なデータとなっています。
現在、私がやっている管理方法についてまとめてみました。
ミラーレス一眼からの読み込み NASに保存
まずはカメラで撮影した写真です。
カメラはソニーのα7Cというミラーレス一眼を使っています。
保存媒体はSDカードです。
カメラを持って外出した日、帰ってきたらSDカードからPCに読み込みます。
読み込む際はAdobeのLightroom Classicというアプリケーションを経由しています。
最近RAW現像をかじっているので、このソフトを使っています。
保存先はというと、外付けのNASにしています。
NASというのはネットワークに接続して使うハードディスクの入れ物です。
使っているのはSynologyのDS223jという機種。
これに内蔵ハードディスクを入れて、写真データのメインの保存先にします。
ミラーレス一眼ではRAWというデータ量の多い写真ファイルと圧縮してファイルサイズの小さいJPEGファイルの2種類が保存されるモードで撮影していますが、この2種類のデータをまとめてNASに保存しています。
大きめの8TBのハードディスクをNASの中に入れているので、私の使い方ではちょっとやそっとでは容量いっぱいにならないでしょう。
クラウドストレージにバックアップ Googleフォト AmazonPhotos
バックアップ手段としてクラウドストレージを選択
前述のNASに保存しているだけでは、NASが故障したり内蔵しているハードディスクが破損してしまったら、おじゃんです。
NASが壊れた場合に備えて、別の場所にコピーしてバックアップを取っておきたいところです。
バックアップの方法は別の外付けハードディスクを用意したり、ブルーレイディスクなどのメディアにコピーしたりと色々な方法が考えられるでしょう。
ただ、物理的なメディアは劣化したり故障したりするものですし、定期的な保守や買い替えが必要になってきます。
私はとうていそこまで手間をかけられないと思ったので、クラウドストレージを使うことにしました。
Googleフォト
まず、JPEGのデータの保存先としてはGoogleフォトを使っています。
使い勝手に一定の評価があり、Googleが画像認識した内容をもとにキーワードで検索できるのが便利だからです。
無料でも多少の容量が割り当てられますが、写真データを保存していくとすぐに上限いっぱいとなるので、段階的に課金して保存容量を増やしていくイメージです(保存されるデータにはGmailやGoogleクラウドのデータなども含まれます)。
アップロードした写真の一覧の中からアルバムを作成して、家族と共有するのが簡単なのも気に入っています。
Amazon Photos
RAWデータに関してはJPEGよりもずっとファイルあたりのサイズが大きいです。
これをたくさん前述のGoogleフォトにアップロードしていくとすぐに容量を突破してより上位のプランに課金する必要が出てきます。
そこで、このRAWデータはGoogleフォトではなくAmazon Photosにアップすることにしています。
Amazon PhotosはAmazonプライムの会員であれば、写真に限り容量無制限でアップロードすることができるからです(少なくとも現状は)。
これを併用することでGoogleフォトに保存する容量を抑えています。
ただ、現状私が実際にRAWデータを編集する頻度はあまり高くないので、必要以上にRAWデータを保存してしまっているきらいはあります。
Amazon Photosが無制限であるところに甘えてしまっているとも言えます。
今後のサービスの改定で容量に応じた料金制になったとしたら、もっと取捨選択する必要が出てくるでしょう。
iPhoneで撮った写真の保存 iCloudなのかGoogleフォトなのか
スマホはiPhoneを使っています。
iPhoneで撮った写真をそのまますべてスマホ本体に保存していると容量がいっぱいになってしまいます。
買い替えのたびに大容量ストレージの高いモデルを選択しなければならないでしょう。
適宜クラウドストレージのサービスを使うのが現実的だと思います。
既に前述のようにミラーレス一眼カメラで撮影した写真データはGoogleフォトにアップしています。
ここでiPhoneで撮影した写真もGoogleフォトに合流させて一元化しています。
ミラーレス一眼で撮った写真もiPhoneで撮った写真も合わせて一元的に見たいからです。
問題はiCloudを併用するかどうかです。
iPhoneの標準のバックアップ先であるiCloudにも写真を保存していると容量がいっぱいになったときに課金を促されます。
これに応じてなおかつGoogleフォトも使っていると二重に課金することになります。
取るべき選択肢としては、
・Googleフォトに一本化してiCloudからは消去する
・どちらか一方のサービスにトラブルが起こるリスクを回避するためにiCloudとGoogleフォトの両方で保存する。
ただ、後者の可能性がどれだけあるかということです。
私の選択としてはGoogleフォトに一本化することに。
Googleフォトに写真を残しつつ、iCloudから写真を消去するにはiPhoneでGoogleフォトアプリを開いて右上のアカウントメニューから「このデバイスの空き容量を増やす」を選択して削除します。
次に、iPhoneの写真アプリを開いて下にスクロールしていった方にある「最近削除した項目」を選択、右下の点が3つタテに並んだマークから「すべて削除」を選択します。
こうすると既にGoogleフォトにバックアップ済みの写真データは残り、iCloudからはデータを削除して容量を空けることができます。
まとめ
写真管理の一例として私の取っている方法について書いてみました。
あくまで素人がやっているものなので、他にも様々な方法があるものと思います。
何が最適な管理方法であるかは、その人の写真データに対するリスク許容度によるでしょう。
写真をお仕事にする方など、私よりもずっと写真の重要度が高い方はもっと厳重な管理方法をするでしょうし、その逆の方もいるでしょう。
家族の写真管理を任されていて、ちょっとした趣味で写真を撮る私からすると、今くらいでちょうど良いかなと感じています。