独立開業する前、税理士法人に勤めていたときはAIにまったく触れていませんでした。
はじめてAIを使ってみたのが、1年前に独立した前後あたりからです。
使用歴としては浅いですね。
使ったことがあるAIの種類も少なく、メインはChatGPTで、一度通帳の読み取り実験でGoogle AI Studioを使ってみたことがあるくらいです。
世間ではAIを徹底活用して超効率化したり収益源にできる!といったセミナー等の宣伝文句が踊り、税理士でも各種AIを使いこなしている方が沢山いるなか、私はまだAIに関してはよちよち歩き状態です。
そんな私がAIを使って助かっていることについて書いてみます。
PCやネット関連の問題解決
ChatGPTに色々と投げかけている中でわかってきたのが、PC関連の問題を解決するうえでは本当に頼りになるなーということです。
PCで起きるトラブルだとか、家のネットワーク環境を作るときだとか、1から調べていたら時間がかかってしょうがなかっただろうことを、順を追って説明してもらうことで無事解決できたことが何度もあります。
このブログについてもWordPressの設定など、AIに聞いていることが多いです。
健康や人生のことだとか、税務判断や意思決定だとか、最終的には個人の考えが大切になってくるテーマに関しては、ChatGPTはとりあえず網羅的に情報をまとめたあとに、なんだか無難な一般論で締めるといった感じの答えになりがちです。
それに対して、PCやネット関連・アプリケーションの使用方法などに関しては答えがそこまで分岐しないので、問題解決までストレートに向かっていきやすい感覚があります。
また、この手の質問を検索すると回答サイトなどが出てきて「前提となる情報をもっと書いて」とか「ちゃんと検索した?FAQには目を通した?」といった感じでお説教されている光景を目にしたりします。
私はそういう風に怒られるのがイヤなので、ネット上で他人に質問したことはないです。
そこをいくと、ChatGPTが相手だとこちらがどんなに雑に質問したとしても礼儀正しく答えてはくれるので、気兼ねなく聞くことができます。
やりたいことから逆引きできる
やりたいことや、こんな風にできないだろうか?というイメージから具体的な手順を聞くことができるのが便利です。
自分がやりたいアクションから手段や方法を逆引きできるというイメージです。
検索サイトでのキーワード検索ではそこまでばっちり探せない気がします。
提示される方法がベストである保証はないにしても、もやもやっとした不満足感から実際に行動するための最初のステップを踏みやすくなるのは利点だと感じます。
エクセルやプログラミングでお手本を示してくれる
仕事でエクセルは毎日のように使っており、そこそこ慣れている方だとは思いますが、上級者とはいえません。
こういうことがしたいんだけど、どうやったら実現できるのか~、となることが良くあります。
マクロともなるとちょこっとかじろうとしたことはある、程度です。
そのような状態でも、ChatGPTに「こんな風にしたい」と投げてみると関数なりコードが返ってきます。
AIに頼んでみて、うまくいかなかったことも色々あるんですが、エクセルの関数やマクロのコードなどに関しては、ChatGPTが返してきたものをコピペしてみて動かなかった、というようなことはほぼ無かったですね。
本当は自分自身のスキルとして習得できればそれが一番良いのかもしれないけれど、「聞くだけで実現する」というのがここまで来ると、1から自分でコードなどを書くよりも、AIのサポートを受ける方がスタンダードになるのかもしれないですね。
自分で理解したい場合でも、返ってきた関数やコードについてAIに解説してもらうこともできます。
とりあえず触ってみる
私程度のAIの触り方でも結構便利さは感じています。
ちまたにあふれるAIの情報や、もっと色々と使い比べている人を目にすると正直、焦りを感じるときもあります。
ただ、なんでもかんでもAIが解決してくれるわけでもないですし、流されすぎずに試していきたいと思っています。
